
思春期には誰でも一度は経験したことがあるでしょうが、ニキビはできるととても厄介なものですね。しかし、思春期のものは皮脂分泌が多くなるためにできるもので、成長とともにホルモンバランスが落ち着くと、自然に治ることが多いです。若いことは肌のターンオーバーも盛んなので、少々引っ掻いたりしてもその跡がいつまでも残ったりはしません。でも、20代後半くらいからできる白くて硬い大人ニキビは、ホルモンバランスの崩れと肌のターンオーバー力の衰えが原因でできるものですから、引っ掻くと跡になりますし、いつまでも残ることになりかねません。
こういったタイプの大人ニキビを治療する方法として、圧出法という治療法があります。これは、平たく言うと潰して中の角栓や皮脂を外に出してしまうのですが、専門の器具で医師に施術してもらわないと雑菌が入ったりして炎症がひどくなり、跡になる可能性が高くなります。ですから、跡を残さずに奇麗に治療するには、皮膚科でターンオーバーを促すピーリング効果のある薬をもらって塗布するのが一番有効な方法と言えます。ピーリング効果のあるアダパレンという薬を塗ってから抗菌剤を塗るというのが一般的な方法ですね。
これを塗布すると、古い角質を剥がすことができるので、中に巣くっている雑菌に抗菌剤を届けることができます。硬い角質に覆われたままだと、抗菌剤を塗っても中の雑菌に届かなくて皮膚の表面が荒れるだけなのですね。跡が残ると色素沈着やクレーターなどになってしまいますから、早めに皮膚科に行きましょう。
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